えりも岬の百人浜でキャンプ  

カルバリヲ

2005年08月26日 10:06



・8月20日(土)21日(日) えりも町 【百人浜オートキャンプ場】

今回のキャンプは日ごろ自分の行いなんて別に良くないのに
神様がごほうびくれたような感じのミラクルキャンプだった
キャンプの1週間前からこの土日は「雨」の予報
その理由を朝のテレビのお天気おねえさん(根本くん?)は実に理論的に解説してくれて
なるほど、そんな気圧配置だったら絶対にダメじゃんと思っていた
前日、金曜日になっても土曜「雨」、日曜「雨」の予報は変わらなかった
それでも1ヶ月以上キャンプしていない禁断症状は強く、諦めが悪い。
当日、土曜日の朝、うーうー唸りながら道内各地の天気予報を見ていると
静内、浦河、えりも方面は「くもり」!!。そして日曜日も「雨」は午後からだ。
雨の中でのテント撤収は嫌なので、ダメモトで百人浜に電話を入れてみたらあっさりバンガローが予約できた。一気にアドレナリンが放出されるとまだ寝ている子供たちの部屋に行き乱暴な行為で刺激を与えた。
ほれ行くぞ行くぞ、えりも岬だ。

【ミラクル1】
結局この天気予報はハズレ
土曜日は終日「曇り」ではなく、ほとんど晴れに近かった
太陽も見えたし満月も見えた
(でも札幌は強烈な雨が降っていたと暴れん坊将軍は言ってた)

【ミラクル2】
15時過ぎにキャンプ場に到着。事務所に受付に行くと
どっかの高校が優勝インタビューしてる。あーどっちなのよ??
駒大!!
早速乾杯した。

【ミラクル3】
このキャンプ場、オートサイトが19台、バンガローが10棟ある広いところ。
15時の段階でウチの家族が1番乗りだった
お盆明けとはいえまだ夏休み中だから、このあと続々とキャンパーが来るだろうと思っていたら

貸切りだった (-_-;),
ラッキーにもほどがある(誰も居ない怖さはあるけど)

一息ついて恒例の「森へ行こう」の時間
散策路をみつけたので探検してみることにした
先頭を歩いていた息子は熊の看板を見て一気に後退した。

  

  
  
 
  
森を抜けると「悲恋沼」があった
悲しい言い伝えがあるらしい
悲恋沼の上空にはたくさんのツバメがクルクル飛んでいて不思議な感じ
良く見ると海浜植物がいろいろ咲いていて、その小さな花を見ていると、この場所の過酷な天候がわかるような気がした


  
  
今夜のメインディッシュは来る途中、静内のマーケットで買った肉だ
「三石牛 カルビ・なかおち」と書かれた端肉は安いのだけれども
明らかに霜降り牛の上質な肉だった。こいつはまさに100g1600円もする三石牛のエリート部分から切り取られた「なかおち」で格安かつ激ウマ。
炊飯体長のおかあさんも既に無敵なくらいに美味しい飯ごう炊飯ができる
まかせて安心。手出しは無用だ。

  


付近が暗くなると海の音が大きく聞こえるようになった
大きいというよりも海鳴りという感じの怖さがある
家族は22時過ぎにはバンガローに入って寝てしまった
それでも自分はこんな絶好の焚火の時間を無駄に出来ず一人外で座っていた
百人浜の名前の由来を思い出して
ふと人の気配を感じたような気がして寒くなるが
錯覚だろう

ここはキャンプ場の設備が良い悪いの云々よりも
えりもの百人浜という独特の自然の中で
人間の発する音がまったく聞こえない貴重な時間を過ごさせてくれる
そういう場所だったと思う。
  



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